北口榛花 中国での初戦は「虚像が見えた」 今季2戦目のセイコーGGPへ「精いっぱい自分のベストを」
18日に開催される陸上のセイコー・ゴールデングランプリの前日会見が17日、会場の東京・国立競技場で行われた。登壇した女子やり投げでパリ五輪金メダルの北口榛花(JAL)は「世界陸上が9月にあることもあり、たくさんの海外の素晴らしい選手が来てくれてすごくうれしい。日本の皆さんに投てきしている姿を見せることができる機会はなかなか多くないので、精いっぱい自分のベストを明日は尽くしたい」と力を込めた。
今季の初戦は、3日に中国で行われた最高峰シリーズのダイヤモンドリーグ(DL)第2戦で迎えた。だが、60メートル88の4位に終わり「中国ではなかなか思うように投げられなかった。初戦では北口榛花の点が線になったというよりかは、虚像が見えた」と振り返った。
「ひとつもやりが真っすぐ飛ばなかった」と課題を持ち帰った北口。コーチの助言を得ながら「なんでやりが曲がってしまうのか、どう構えるか、助走の運びを自分自身で考えた」と試行錯誤してきた。9月の東京世界陸上に向け「自分の姿をもう一度見えるようにしたい」。今大会を通して最高潮にもっていく。





