宮田笙子は4連覇ならず8位 世界選手権逃すもユニバ代表入り「悔いは残るけど…はい上がる強さ見せたい」床で左膝負傷 顔赤らめ涙こらえる

 「体操・NHK杯」(17日、東京体育館)

 世界選手権(10月、ジャカルタ)の代表選考を兼ねて女子が行われた。3連覇中の宮田笙子(20)=順大=は、4月の全日本個人総合選手権との合計157・529点で8位。世界選手権切符はつかめなかったが、世代別の国際大会の世界ユニバーシティゲームズ(7月、ドイツ)代表に決まった。

 最初の段違い平行棒、続く平均台は、大きなミスなくまとめて13点台をマーク。ただ続く床では、直前練習の着地で左膝が本来曲がる方向とは逆に衝撃が加わってしまい強い痛みが出た。一瞬は棄権もよぎったが、涙をこらえ、両膝にテーピングを巻いて最後の跳馬を演技。4種目をやり切り「悔いは残るけど、ユニバ(ーシティゲームズ)の代表にも選ばれた。しっかり練習を積んで上がっていきたい」と前を向いた。

 エースとして臨んだ昨夏のパリ五輪。直前に飲酒、喫煙が発覚して代表を辞退した。同9月の国民スポーツ大会で再スタートを切り、日本代表復帰を目指して今年4月の全日本個人総合選手権と、今回のNHK杯に出場。世界選手権の代表入りはつかめなかったが、トップで戦い気持ちも再燃してきた。「また上に上がりたい気持ちもあるし、それも楽しみたい。はい上がる強さを見せたい」と呼気を強め、「それも(体操が)楽しいと思わせてくれるのも仲間がいるからこそ」と感謝した。

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