大の里 いきなり“難敵”若元春&高安に連勝発進で弾みつける「最初の5日間大事に」 横綱最速昇進へ気合

 土俵際をすり足で周る大の里
 てっぽうを行う大の里
 三段目力士に相撲を取らせて体の状態を確認する大の里
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 「大相撲夏場所」(11日初日、両国国技館)

 日本相撲協会による取組編成会議が9日、都内で開かれ、自身初の綱とりに挑む大関大の里(24)=二所ノ関=は初日に東前頭筆頭の若元春、2日目に小結高安との対戦が決定した。5日目までの好発進を大願成就のポイントに挙げるだけに、いきなりヤマ場を迎えた格好だ。

 3度目の優勝を果たした春場所は若元春と高安、王鵬に敗れ、3敗で並んだ高安を優勝決定戦で退けた大の里。この日は茨城・阿見町の部屋で稽古を行い「序盤ダメで優勝したことは一度もない。最初の5日間を大事にすれば、流れで体も動いてくるし、星も伸びてくる」と意気込んだ。

 特に本割で0勝2敗の高安を「序盤でやると想像していなかった。優勝決定戦と同じような気持ちを作っていく。ビックリですね」と意識。若元春も同4勝2敗と、楽な相手ではない。

 2日の稽古総見で調整遅れを露呈したが、出稽古や師匠の二所ノ関親方(元横綱稀勢の里)との相撲などで巻き返した。8日は休養に充て「体の動きはまずまず。疲れは抜けました」と納得の様子。体重は4月30日の計測から6キロ減の185キロに絞った。

 初土俵から所要13場所で横綱昇進なら輪島の21場所を上回り、年6場所制となった58年以降初土俵の力士で最速となる。この日は三段目力士と相撲を取るなど、状態を確認。連勝発進なら勢いづくことは必至で「深く考えることなく、自分のペースで取りたい」と自然体を強調した。

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