高梨沙羅が雪不足を憂慮「子どもたちの活躍の場を奪ってしまう」未来のオリンピアンのため環境保全活動に

 「Jリーグ・日本財団 サステナビリティ領域における連携協定」に関する締結式が9日、都内で行われた。元日本代表MFの中村憲剛氏(44)、ノルディックスキー・ジャンプ女子の高梨沙羅(28)=クラレ=、元ラグビー日本代表の五郎丸歩(39)らが出席した。

 3人は「サステナビリティの重要性」について語り合った。高梨は地球温暖化の影響でスキージャンプに必要不可欠な雪が減少している事例に言及。「雪がないと競技ができない。気候変動での雪不足の影響で、降雪機でわざわざエネルギーを使って作った雪を張りつけて試合をやることが多い。でも、その降雪機が回せないくらいに気温が高くなってしまって、試合がキャンセルになることもある」と懸念点を挙げた。

 また、「このままでは将来出てくる子どもたちの活躍の場を奪ってしまう」と不安がった。

 現在は競技に加え、「JUMP for The Earth」という雪山の環境保全活動にも従事している。「たくさんの人を巻き込んで発信していくことが一番。この活動では自然に触れて、学んだものをご家庭に持って帰っていただいて、家庭でできることはなにか考えてもらうことを目指している」と説明。未来のオリンピアンのために、活動し続けている。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス