柔道 阿部一二三「もう一度、妹と同じ舞台で金」世界選手権で妹・詩と4度目アベックV狙う

 取材に応じる阿部一二三
 世界選手権に向け、調整する阿部詩
 取材に応じる阿部詩
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 柔道男子66キロ級で、五輪2連覇の阿部一二三(パーク24)が3日、都内で取材に応じた。4月29日に、体重無差別で争われた全日本選手権に初出場。約50キロ重い相手に2回戦で敗れたものの、初戦では2階級上の選手に一本勝ちした。大会後は周囲の反響も大きく、「『いい柔道だった』という声が多かった。出てよかったし、自分らしい柔道を見せられたのかな」と実感を込めた。

 不安視されたけがもなく、休養を取って疲労も回復した。ここからは自身5度目の制覇がかかる世界選手権(ブダペスト)に照準を合わせていく。28年ロサンゼルス五輪での3連覇も見据え、「ここで一気に周りとの差を広げていけたら。3年でしっかり仕上げて、勝ち続けていきたい」。

 またパリ五輪で逃した妹・詩との“兄妹世界一”にも意欲を燃やした。世界選手権に限れば、23年大会以来4度目のアベックVがかかる。「(妹が)パリ五輪で優勝できず、僕も悔しい思いをした。もう一度、妹と同じ舞台で兄妹で金メダルを目指していけたら」と意気込んだ。

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