朝乃山が無傷4連勝「ここからが勝負」 大ケガから三段目で復帰

 朝乃山(左)は小城ノ浜を寄り切りで破る(撮影・山口登)
 朝乃山(撮影・山口登)
 取り組みを終え取材に応じる朝乃山
3枚

 「大相撲春場所・8日目」(16日、エディオンアリーナ大阪)

 大関経験者の西三段目21枚目の朝乃山(高砂)が小城ノ花(出羽海)と対戦。寄り切って初日から4連勝とした。小城ノ花は3勝1敗となった。

 相手得意の左四つになったが、問題にせず寄り進んだ。「これから全勝同士で当たっていく。ここからが勝負です」と気を引き締めた。

 昨年名古屋場所4日目の取組で左膝重傷を負い、手術とリハビリで3場所を全休。大関時代の不祥事で6場所出場停止となって以来の三段目に番付を下げていた。「取組の最中に恐怖感がなくなるくらい、前に出たい」と意識する。

 大きな声援を背に土俵に上がる朝乃山。「声援を力に変えて取り組んでいるつもり。期待に応えられるよう頑張ります」と誓った。

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