体操連盟、渡辺会長モスクワ訪問 ロシア国際大会出場、認めぬ方針

 取材に応じる国際体操連盟の渡辺守成会長=10日、モスクワ(共同)
 オンラインで記者会見する国際体操連盟の渡辺守成会長=10日(共同)
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 【モスクワ共同】国際オリンピック委員会(IOC)会長選に日本人で初めて立候補した国際体操連盟(FIG)の渡辺守成会長が10日、モスクワで共同通信の取材に応じた。2022年2月のウクライナ侵攻開始後、初のロシア訪問となった渡辺氏は同日、モスクワ郊外で体操、新体操の選手や指導者らと面会。侵攻が続く限りはロシアの国としての国際大会出場を認めるつもりはないと伝えたという。

 今月初めにはウクライナを訪問した。ウクライナの選手からは「ロシア選手と同じフロアに立ちたくない」と言われ続けているというが、渡辺氏は侵攻を支持せず関与もしていない選手は個人資格での中立選手として国際大会出場を認める立場。「ウクライナには親族を戦争で失った選手もおり、非常につらいが、FIGの会長としては中立であるべきで、ロシアのアスリートの権利も守らなければならない」と語った。

 バッハ会長の後任を決めるIOC会長選は20日にギリシャで行われる。渡辺氏は世界五大陸の5都市で夏季五輪を共催する「五大陸五輪」構想などを示してきた。

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