9日号砲名古屋ウィメンズマラソンへ 加世田梨花「2時間20分切りをして世界陸上の代表権を獲得することが目標」
9日に開催される名古屋ウィメンズマラソンの招待選手記者会見が7日、名古屋市内で行われた。今大会は9月に東京で行われる世界陸上の代表選手権に位置づけられており、出席した加世田梨花(ダイハツ)は「2時間20分切りをして世界陸上の代表権を獲得することが目標です」と意気込んだ。
「順調に練習できている」と、2月2日の香川丸亀国際ハーフマラソンでは日本歴代4位の1時間7分53秒で日本人トップ。練習では「本番以上の43キロくらいの距離走をやった。きつかったけど、追い込んで練習をできたので、結構手応えを感じている」と自信もつけてきた。
パリ五輪代表を争った昨年の名古屋ウィメンズマラソンでは4位に入ったものの代表の座を逃し、その後は「走りの状態も、精神面も、かなり落ち込んでしまった」という。「どこを向いたら良いか分からなかった」と目標を見失う時期もあったが「自分の中でしっかり立て直して、新たな気持ちで過ごして来られた。成長できた1年だった」と挽回。今大会は「後半失速しないように、30キロ以降粘りたい」と一皮むけた走りを見せる。
ともに会見に出席した佐藤早也伽(積水化学)は「今大会の目標は自己ベストを更新すること。昨年の大阪マラソンの時、後半失速してしまったので、そこを改善したいと思って走りこみを意識してやってきた」と力を込めた。マラソン初挑戦となるパリ五輪1万メートル代表の五島莉乃(資生堂)は「実業団に入る頃には、将来マラソンを走りたいという思いがあった。(世界陸上は)マラソンで走りたい」と話した。




