なぜ青学勢はマラソンで好結果?陸連・高岡SD見解「箱根をゴールと定めず…」黒田朝日が学生新更新、若林宏樹の記録を2秒上回る 3・2東京には太田蒼生が出場
「大阪マラソン」(24日、大阪府庁前~大阪城公園)
9月の東京世界選手権の代表選考会を兼ねて行われ、初マラソンだった黒田朝日(20)=青学大3年=が2時間6分5秒で日本人3位の6位となり、日本学生新記録を樹立した。先頭集団の中で30キロ過ぎの折り返し地点を間違えてしまうロスに巻き込まれたが、2日の別府大分毎日マラソンで青学大の若林宏樹(4年)がマークした2時間6分7秒を上回った。
近年の青学勢では吉田祐也が4年生で走った別府大分毎日マラソンで当時初マラソン歴代2位の2時間8分30秒で日本人トップの3位となり、引退予定を撤回し、競技を続行。現在も活躍している。そして今季は若林に続いて、3年生の黒田もマラソンで結果を残した。日本陸連の高岡寿成SDは青学勢の好結果について「やはり学生がマラソンに挑戦しやすいような環境かな。箱根駅伝でも勝つためには相当な練習量が必要。その練習量がマラソンにも生きてきていると感じる」とし、環境については「箱根駅伝を最後というようなゴールに定めず、その先に定めるようになったといったところ。また学生が好記録を出せているのも、挑戦する意欲に繋がっている部分じゃないかなと思う」と指摘した。
3月2日の東京マラソンでは、エースの太田蒼生(4年)が出場予定。その走りが注目される。




