桃田賢斗 心変わり“引退撤回”来季も現役 4カ月ぶりの実戦勝利に晴れ晴れ「粘り強くできた」

 「バドミントン・S/Jリーグ」(21日、横浜BUNTAI)

 ダブルス2試合、シングルス1試合の計3試合(2戦先勝方式)で争われる団体戦の準決勝が行われ、男子はNTT東日本がBIPROGYに1-2で敗れた。シングルスで東京五輪代表の桃田賢斗(30)は今季限りで引退する意向を示していたが、心変わりし、来季も選手登録する。川前直樹監督が明らかにした。女子では再春館製薬所が岐阜Bluvicを2-0で下し、2季ぶりの優勝に王手。パリ五輪ダブルス銅メダルの志田千陽、松山奈未組が約2カ月ぶりの復帰戦をストレート勝ちで飾った。

 桃田の現役生活が継続する。昨年11月の開幕戦には「選手としてS/Jリーグに出るのは最後」と今季限りで引退する覚悟で臨んでいたが、練習に励む中で気持ちが変化。所属の川前監督によると、来季は指導者と競技普及に軸足を置きつつ、選手登録はするという。試合後に桃田は「(バドミントン教室などの)イベントにいっぱい出ながら考えていきたい」と今後について語った。

 過去に世界ランク1位に約3年間も在位した日本のエース。2020年に海外で巻き込まれた交通事故の後は実力が戻らず、パリ五輪代表入りを逃し、5月に代表から退いた。戦いの舞台を国内に移した今季はチームでの練習に打ち込み、後輩も精力的に指導。この日のシングルスでは全盛期のように圧倒する派手さはなかったが、泥くさく足を動かし続けて開幕戦以来約4カ月ぶりの実戦で勝利を挙げた。「粘り強くできた」と晴れ晴れした表情で振り返った。

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