りくりゅうペアが首位発進 シーズン中盤戦2大会連続2位も「何事も楽しむ」意識で成長 2年ぶり頂点へ好ムード
「フィギュアスケート・四大陸選手権」(20日、ソウル)
欧州以外の国・地域で争い、ペアのSPで2季ぶりの優勝を狙う世界選手権(3月・米ボストン)代表の三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が74・73点で首位に立った。男子SPは友野一希(第一住建グループ)が79・84点で3位、2023年大会覇者の三浦佳生(オリエンタルバイオ・明大)は78・80点で5位、壷井達也(シスメックス)は78・07点で6位。アイスダンスのリズムダンス(RD)で吉田唄菜、森田真沙也組(木下アカデミー)は65・00点で8位につけた。
紫が基調の新しい勝負服をまとい、最終滑走の三浦、木原組は4・41点のリードを奪って首位発進を決めた。「今季を通して一番落ち着いて取り組めた」と三浦。開幕前から口にしてきた「自信」は本物だった。
三浦が昨年12月に左肩を亜脱臼し、テーピングをしても動きやすい袖なしに変更した。ツイストリフトやスピンは軽快で、スロー3回転ルッツも成功した。
2大会連続2位だったシーズン中盤戦は、結果にこだわるあまり「もっとやらなくては、という思いが強過ぎて楽しくなかった」と木原は明かす。昨年12月の全日本選手権後は「何事も楽しむようにしている」と原点に返り「練習で失敗しても次にやり直せるという自信がある。それが今季の成長」と三浦。上昇気流に乗って、2年ぶりの頂点が懸かるフリーに臨む。





