34歳・鈴木聡美「びっくり」V パリ五輪後の“強化トレ”が実を結ぶ 世界の頂点へ「よりパワフルでスピーディーな泳ぎを」
「競泳・コナミオープン」(15日、東京アクアティクスセンター)
女子100メートル平泳ぎ決勝はパリ五輪代表の鈴木聡美(34)=ミキハウス=が1分6秒62で優勝した。男子200メートルバタフライ決勝は、東京五輪銀メダリストでパリ五輪代表の本多灯(23)=イトマン東進=が1分55秒66で頂点に立った。
鈴木が、世界選手権(7~8月、シンガポール)派遣標準記録の1分6秒87を切るタイムで優勝。3月に行われる日本代表選考会を兼ねた日本選手権(東京アクアティクスセンター)に向け、“プレ選考会”と位置づける今大会で好記録をたたき出し「ほんとにびっくりしました!前半はしっかりいく。後半は粘り強く、最後は気持ちの面でしっかり上げ切るレースプランでできた」と笑顔を浮かべた。
パリ五輪後からの“強化トレ”が実を結んだ。五輪前の練習での泳ぐ量は1日あたり約5000メートルだったが、五輪後の10月ごろから約6700メートルまで増量。「レースでの疲労感は少ないかな」と効果を実感している。
日本選手権では「よりパワフルでスピーディーな泳ぎをして、派遣記録の突破と、自己記録を目指して代表入りを目指したい」。ベテランの泳ぎで、世界の頂点を目指す。





