元幕内安芸ノ州の長男 今田光星が角界入り 「第二の父」故元関脇寺尾の言葉で決意
大相撲春場所(3月9日初日、エディオンアリーナ大阪)の新弟子運動能力検査が12日、東京・両国国技館で行われ、ただ一人受検の元幕内安芸ノ州の長男、今田光星(24)=音羽山=が通過。3月1日の新弟子検査を経て角界入りする。
身長173センチ、体重119キロの今田は柔道に励み、安田学園高卒業後は米ネバダ州立大で宇宙工学を学んだ。並行した柔道では米国の代表入りを打診された。
父の兄弟子で、幼少時から「第二の父」と慕う元関脇寺尾の先代錣山親方が2023年12月に死去。葬儀参列後、米国進学時にかけられた「お前がまわしをつけている姿を見たかったけどな」という言葉が頭から離れず、大学4年で休学し、昨年7月に入門を決意した。
相撲は未経験の今田だが「ずっと心残りで半年間迷った。やらない後悔より、やった方がいい」と言葉に力を込めた。




