伊藤美誠は3大会ぶり決勝ならず涙「完全な実力負け」16歳張本美和にストレート完敗 脱帽「どうしたらいいのかな?という気持ちが混ざる」
「卓球・全日本選手権」(26日、東京体育館)
女子シングルス準決勝が行われ、東京五輪銅メダリストの伊藤美誠(24)=スターツ=は、パリ五輪代表の張本美和(16)=木下グループ=に0-4で敗れ、優勝した22年大会以来3大会ぶりの決勝進出はならなかった。
成長著しい16歳の勢いを止めることはできなかった。第1ゲームを4-11で落とすと、第2ゲームも突破口を見いだせず3-11、第3ゲームも4-11で落とし、第4ゲームも5-11と抵抗できなかった。試合後は「思い切っていく前に決められた。悔しい。完全な実力負け。対中国人選手とやっている時もこんな感じ」と目に涙を浮かべ、「どの大会に出てもミスが少なくて1本の質の高い選手に勝てていない。何もできない状態で負けるのは悔しいのと、どうしたらいいのかな?という気持ちが混ざる」と吐露した。「次は競れるように、勝てるようにコツコツ頑張りたい気持ちが強い」と必死に前を向いた。
準々決勝では18年大会決勝以来7年ぶりに平野美宇(木下グループ)との“みうみま”対決で、美誠が4-3で勝利。勢いそのままに張本戦に向けて「張本選手はどんな選手にもすごく思い切ってチャレンジャーの気持ちで来ると思うんですけど、その中でも、自分自身では完全な年上選手とやるくらいの気持ちで、チャレンジャーの気持ちを越したいというのが一番。楽しみたいという気持ち」と意気込んでいたが、悔しい結果となった。





