2連覇の桐蔭学園 主将は胸を張る「あそこで仰星さんの心を折って」後半のワンシーンを分岐点に挙げる

 後半、モールを押し込みトライを挙げる桐蔭学園FW陣
 連覇を達成し記念写真に納まる桐蔭学園フィフティーン(撮影・山口登)
 優勝を飾り、写真に納まる桐蔭学園・藤原秀之監督(撮影・山口登)
3枚

 「全国高校ラグビー大会・決勝、桐蔭学園40-17東海大大阪仰星」(7日、花園ラグビー場)

 桐蔭学園が2度目の連覇を果たした。前半9分。まずは敵陣ゴール直前で、これでもかとラックで押し込むフォワード戦で相手ディフェンスを崩しての先制。

 5点差に迫られた後半9分では、30メートルのラインアウトから、今度はモールで押し込んでいく、ここでもフォワードの強さを出す戦法でそのままトライまで持ち込んだ。

 FL申驥世(しんきせ)主将(3年)は「あそこで仰星さんの心を折って、自分たちに自信をつけられるターニングポイントになったと思います」と胸を張った。

 秋口には自身のヘルニアなど、故障者が続出し、チームの危機を迎えたが、SO丹羽雄丸(3年)の「このままでいけるのか」という進言を受け、10月上旬に緊急ミーティングを敢行。2時間に及ぶ話し合いは「言い争いになるほど、みんなが本音をぶつけ合って、そこからチームが結束した」という。

 99、100回大会の連覇を見て、同校入学を決意した申は「大阪桐蔭さんに勝ってからどんどんギアが上がっていった」と大会を総括。「連覇もですが、自分たちの代での優勝が何よりうれしいですね」と胸を張った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス