五島莉乃が自己ベストV PMの足当たり左膝から流血も激走 パリ五輪内定ならずも涙「悔しさ残るレース」も代表入りへ前進 日本選手権1万m

 「陸上・日本選手権」(3日、静岡スタジアム)

 パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、女子1万メートルは五島莉乃(資生堂)が自己ベストを更新する30分53秒31で優勝した。五輪参加標準記録突破はならず、内定を得ることはできなかったが、代表入りへ前進した。

 レースはパリ五輪参加標準の30分40秒00を狙えるペースで進み、五島、小海遥(第一生命グループ)が果敢に食らいついていった。5000メートルを超えたところで五島がペースメーカーよりも前に出て、勝負に出た。ペースメーカーの足は当たっていたようで、左膝から流血しながらも激走。徐々に参加標準のペースから遅れたが、最後まで粘り強い走りで自己ベストを更新。五輪代表入りが有力となった。

 「標準を切って優勝することが目標だった。悔しさが残るレースだった」と、涙ながらに語った。

 出血の場面については「私がつきすぎて当たっちゃった。影響はなかった。今も全然痛くない」と、語った。

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