霧島が春巡業に合流 首のケガは「しっかり治療してきた。これから状態を戻す」 転属した音羽山部屋は「新しい感じできれい」
大相撲の春巡業が11日、静岡県御殿場市で行われ、首などのケガで休場していた大関霧島(音羽山)が合流した。
ぶつかり稽古で胸を出すなどし「しっかり東京で治療してきた。これから自分の調子を戻すために出てきた」と状態を説明した。5勝10敗に終わった春場所の前は、休み明けから短い期間で連合稽古に参加して首を痛めただけに、相撲をとる稽古の再開には慎重。「焦ってやることじゃない。しっかり運動して体を戻して、万全になったところでやろうかな」と段階を踏む意向を示した。
師匠だった陸奥親方(元大関霧島)の定年で部屋が閉鎖され、2日付で音羽山部屋に転籍した。まだまわしを締めて稽古場には下りていないというが「新しい感じできれいだった。すごく静か」と新天地に好印象。師匠になった音羽山親方(元横綱鶴竜)には、兄弟子、部屋付き親方として昨年末まで指導を受けていただけに「一緒になって4年ぐらいたっている。そんなに変わることもない」と不安はない様子だった。