池江璃花子が2種目目の五輪切符逃す「すごく悔しい」も「やっとスタート台に立てた」 50m自で2冠締め 100バタで代表

 ゴールし肩を落とす池江璃花子(撮影・吉澤敬太)
 50M自由形での五輪行きを逃し肩を落とす池江璃花子(撮影・吉澤敬太)
 50M自由形での五輪行きを逃しかたい表情の池江璃花子(撮影・吉澤敬太)
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 「競泳・パリ五輪代表選考会」(24日、東京アクアティクスセンター)

 女子50メートル自由形決勝が行われた。池江璃花子(横浜ゴム)が24秒88で1位となったが、日本水泳連盟が定める派遣標準記録(24秒55)を突破できなかった。100メートルバタフライに続き2種目目の五輪切符獲得を逃した。

 レース後は「派遣記録を狙っていたのでものすごく悔しい気持ちでいっぱい。スタートはハマったと思ったけど、中盤から後半に少し力んだ」と悔しがった。3種目で挑んだ今大会を終え、「やっとスタート台に立てた。ここから自分の持ち味を生かすレースや本番に向けて自己ベストを更新していけたら」と意気込んだ。

 昨年10月から拠点をオーストラリアに変更。多くの有力選手を抱えるマイケル・ボール氏に師事し、五輪金メダリストのエマ・マキーオン(オーストラリア)ら世界トップ選手に食らいつきながら練習に励んでいる。「追いかけられる側から、追いつこうと思う側に立場が変わる」。国内とは違う刺激が原動力となり、充実した日々が送れているという。

 今大会で更新した100メートルバタフライの復帰後ベストタイムは57秒03で、これは昨年の世界選手権(福岡)と比較すると5位相当の記録だ。自身が持つ“真のベストタイム”(日本記録の56秒08)まで1秒を切った。池江は言う。「56秒台はすぐに出る。これからは本当の自己ベストタイムを意識しながらレースしたい」。パリの地で完全復活を目指す。

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