マラソン川内優輝のヤフコメ見解に納得の声多数 不安定なペースメーカーとは「コミュニケーションを取ることも大切」

 川内優輝
 ペースメーカーを先頭に走り出す男子選手=3日
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 「東京マラソン」(3日、東京都庁~東京駅前)

 今夏のパリ五輪代表の男子の最終選考会を兼ねて行われたレースで、ペースメーカーの不安定な走りが問題になった。これに対してマラソン完走134回の川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)がYahoo!ニュースに投稿したプロランナーとしての「見解」コメントに、4日正午前の時点で2万3000以上の「参考になった」がついた。

 川内によると、選手はペースメーカーが作る流れに乗ればいいと考えがちだが、ペースメーカーも「機械ではなく選手」だと頭に入れておく必要があるという。「ペースメーカーが速かったり遅かった場合には多少力は使いますが『Good!』、『Pace up!』等とコミュニケーションを取ることも大切で実際に海外選手はよくやっています。」などと自身の経験も交えながら、ペースメーカーが設定タイム通りに走ってくれない場合の対応力も求められるとした。

 その上で今大会のペースメーカーの働きについては「今回の日本人男子集団は設定より遅かったようですが中間点は五輪内定基準タイムピッタリでは通過しています。Bestではありませんが他の海外レースを基準にするとBetterの範囲だと思います。」と評価した。

 この見解にはSNS上で「一番しっくりくるし、説得力がある」「誰よりもマラソン競技に出てる川内君の言うことが一番参考になるのかも」などとコメントが寄せられた。

 川内は国内外のレース参戦経験が豊富であるだけでなく、自身も2021年、22年の大阪国際女子マラソンで2年連続でペースメーカーを務めるなどした経験がある。

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