創価大のリーキ・カミナがドーピング違反で3年間の資格停止 昨年9月のインカレで発覚 出場の出雲駅伝2位もチーム、個人とも成績は失効

 日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、陸上男子のリーキ・カミナ(創価大3年)が日本アンチ・ドーピング規程に基づき、2023年10月12日から3年間の資格停止処分にすると発表した。同選手は昨年10月の出雲駅伝3区に創価大メンバーとして出場し、区間2位の成績を残しチームも2位に入ったが、記録はいずれも失効した。

 カミナは昨年9月16日の日本学生陸上競技対校選手権での検査で、尿検体から禁止物質のナンドロロンが検出された。本人からの要請でB検体も分析したが、同様にナンドロロンが検出された。カミナは検査結果や検査に至る手続き過程について特段争わなかったという。

 カミナには10月12日から暫定的資格停止処分が課されている。検体採取日から暫定的資格停止期間の開始日までに獲得した全ての個人成績は失効し、その間に獲得したメダル、得点、褒賞のいずれも剝奪される。そのため、出雲駅伝の創価大の記録も抹消される見込みとなる。

 カミナは今年1月2日、3日の箱根駅伝メンバーにはエントリーされていなかった。

 創価大はこの日、大学のホームページに「本学陸上競技部駅伝部 所属選手の規則違反について」として経緯等を説明する文書を掲載。「このような事態を招いたことについて、日頃より本学陸上競技部駅伝部を応援して下さる方々、また、大会関係者および駅伝競技に関わるすべての方々、アンチ・ドーピング活動を推進されている関係者の方々に多大なご迷惑とご心配をおかけすることになり、心よりおわび申し上げます」と謝罪した。

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