ペースメーカーの新谷仁美「日本の長距離のレベルを引き上げたいという思いで引き受けた」前田穂南の日本新に貢献

 「大阪国際女子マラソン」(28日、ヤンマースタジアム長居発着)

 女子マラソン日本歴代2位の記録を持つ新谷仁美(積水化学)がペースメーカーを務め、前田穂南(天満屋)の2時間18分59秒の日本記録更新に貢献した。

 新谷らペースメーカーは最初の1キロを3分23秒で通過。その後はペースがやや上がり、10キロは32分59秒、20キロは1時間9分46秒(いずれも速報値)と設定記録を上回るタイムで先頭集団をけん引した。21キロ過ぎの中間地点で飛びだした前田が日本人トップでゴールし、日本新を樹立した。

 30キロ地点で役目を終えた新谷は「(選手への声かけは)していないです。日本の長距離のレベルを引き上げたいという思いで引き受けました。私のやるべきことなので、その気持ちに従って決めました」と振り返った。自身は日本記録更新を狙って走った昨年9月のベルリン・マラソンでは2時間23分8秒に終わっていた。

 新谷はパリ五輪を目指さないと明言しているが、今後の予定については「まだ未定です」と話すにとどめた。

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