ドルーリー 憧れの田中希実と写真撮影 田中「私の時よりしんどい気持ちはある」「だからこそ楽しんで」

 2区を走った岡山・ドルーリー朱瑛里(左)と兵庫・田中希実
 岡山1区の西村美月(右)からたすきを受けて走り出す2区のドルーリー朱瑛里
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 「全国都道府県対抗女子駅伝」(14日、たけびしスタジアム京都発着)

 東京五輪女子1500メートル8位入賞の田中希実(ニューバランス)が兵庫2区に出場し、19人抜きの快走で12分11秒の区間賞を獲得した。兵庫は7位に入賞した。

 前回大会、中学生区間の3区で区間新記録を出して17人抜きを果たした16歳のドルーリー朱瑛里(しぇり、津山高)は岡山の2区(4キロ)にエントリー。27位でたすきを受けて19位まで順位を上げる8人抜きの快走で、区間5位の12分47秒だった。ドルーリーにとっては田中は憧れの存在で初対決となった。

 36秒差で走り抜いたドルーリーについて、田中は「サブトラックでダウンしている時にゆっくり話せた。何度か兵庫県までレースを応援に来てくれたりしてたこともあって、そのお礼を言えた」と振り返った。また2人で写真も撮影したとし、「すごく憧れていて、私も追いかけたいですというような言葉ももらって。逆に(一緒にいた)シニア(選手)3人とも元気をもらいました」と冗談を交えてやりとりを明かした。

 自身も中学時代からこの大会で注目を浴びた。「私の時はドルーリーさんほど注目はされなかった。メディアの取り上げ方などでしんどい気持ちは、自分の時よりあるんじゃないかなと思う」と思いやり、「だからこそのびのびと、陸上は楽しいなと思いながら長く続けてほしいなと思います」と話した。

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