故障告白の本田真凜 午後SPへ最終調整 大学4年で迎える全日本選手権「どうしても出場したい気持ちが強く」

 練習をする本田真凜(撮影・佐々木彰尚)
 腰に手を当てる本田真凜(撮影・佐々木彰尚)
 コーチと話す本田真凜(撮影・佐々木彰尚)
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 「フィギュアスケート・全日本選手権」(22日、ビッグハット)

 午後の女子ショートプログラム(SP)を前に午前の公式練習が行われ、16年世界ジュニア選手権女王で9年連続エントリーの本田真凜(22)=JAL=が最終確認を行った。本田は21日、自身のインスタグラムで故障を抱えていることを明かしていた。

 ジャンプを入念に確認し、3回転サルコー、3回転トーループを着氷。SP曲「Faded」の曲かけでは2回転サルコーを降りたが、続くトーループは回転が抜けた。最後のジャンプはフォームの確認にとどめた。曲かけ後はコーチ陣と話し込み、その後再びジャンプを確認していた。

 本田は21日夜、自身のインスタグラムで「先日、練習中に右骨盤を痛めてしまい、不安な状況な今ではあるのですが、大学ラストイヤーという節目の年。今年も自分で掴むことが出来た全日本選手権。どうしても出場したいという気持ちが強く、少しでも良い状態で演技が出来る様、努めています」と投稿。22日の公式練習でも右骨盤を気にかける様子があった。

 インスタグラムでは「これまで何度も全日本選手権に出場し、全ての全日本が自分にとって特別でしたが、今回はより特別な全日本選手権になると思っています」と、大学4年で迎える大舞台への思いを込めていた。また、「出場すると決めた以上、どんな内容であっても最後まで心を込めて自分らしく滑り切ります。いつも支えて下さっている、ここまで頑張らせて下さっている皆様の心に届く演技がまた1つ出来ますように...頑張ります」と悲壮な思いをつづっていた。

 女子SPは15時52分から行われ、本田は17時10分に登場予定。

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