札幌での2034年冬季五輪が消滅 IOCが最優先候補地にソルトレークシティーを選出

 国際オリンピック委員会(IOC)は11月29日、パリで理事会を開き、2030年冬季五輪の最優先候補地にフランスのアルプス地域、34年大会は米ユタ州ソルトレークシティーを選んだ。今後本格的な協議に入るが、来年7月の総会(パリ)で冬季五輪初となる2大会同時決定は確定的。東京五輪を巡る汚職・談合事件の影響で30年招致を断念した札幌市は、34年開催の可能性も消滅した。

 38年大会はスイスと優先的に対話を進めることが決まり、札幌市は招致戦略の抜本的な見直しを迫られることになった。

 IOCのデュビ五輪統括部長は、札幌が選考対象の4候補から漏れた理由を「日本オリンピック委員会がガバナンス(統治)面で幾つか困難があると伝えてきた。将来的な開催に向けて提案するには、時間が必要とのことだった」と説明した。

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