元大関・朝潮さん 死因は小腸がんだった 朝乃山「白星を積み重ねて恩返ししたい」

 日本相撲協会は4日、67歳で死去した元大関朝潮の長岡末弘さんの死因は小腸がんで2日に東京都墨田区の自宅で亡くなったと発表した。近親者で密葬を執り行い、お別れの会も予定している。妻の恵さんが取材に応じ「最後は安らかに亡くなりました。本当に外にいることが多くて、家族でゆっくりいることが少なかったかもしれないので、今は静かに送りたい」と述べた。

 九州場所(12日初日・福岡国際センター)を控える元大関の幕内朝乃山は福岡市中央区の高砂部屋宿舎で「教えてもらった前に出る相撲を心がけ、白星を積み重ねて恩返ししたい」としのんだ。部屋を継承した高砂親方(元関脇朝赤龍)は詳しい病状を知らされていなかったという。「教えを守り、みんなを強くさせていきたい」と誓った。

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