熱海富士が3敗守って単独トップ!千秋楽は初優勝かけ朝乃山戦 最大4人による優勝決定戦の可能性も

 懸賞を手に血だらけの顔で引き揚げる熱海富士(撮影・開出牧)
 豊昇龍(右後方)に上手投げで敗れ4敗目を喫しぼう然とする貴景勝(撮影・開出牧)
 鼻血を出して引き揚げる熱海富士
3枚

 「大相撲秋場所・14日目」(23日、両国国技館)

 21歳の平幕熱海富士が阿炎を寄り切って3敗を死守した。大関対決となった結びの一番で、3敗だった貴景勝が豊昇龍に上手投げで敗れて4敗となったため、単独先頭に立った。千秋楽は初優勝をかけて朝乃山と対戦する。

 熱海富士は阿炎の変化に体勢を崩されながら土俵際で踏みとどまると、左上手をとって反撃。力強く前に出て、こん身の寄りで俵を割らせた。鼻血を出す激闘ながら、花道の奧では付け人にニッコリとほほえみかけた。

 関脇大栄翔、平幕の高安と北青鵬が勝って4敗を守り、貴景勝を含めた4人が熱海富士を追う展開となった。

 千秋楽の取組は以下の通り。

 熱海富士-朝乃山

 北青鵬-豊昇龍

 大栄翔-貴景勝

 霧島-高安

 最大4人による優勝決定戦となる可能性がある。

 【3敗】熱海富士

 【4敗】貴景勝、大栄翔、高安、北青鵬

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