大相撲 朝乃山は左ふくらはぎ肉離れも「出るつもり」ぶっつけ本番覚悟「そうなる可能性は大きい」

 チューブを使ったトレーニングをする朝乃山
 師匠の高砂親方(背中)と話す朝乃山
 稽古を見守る朝乃山
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 大相撲九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)に東前頭筆頭で臨む元大関の朝乃山(高砂)が31日、福岡市内の部屋宿舎で取材に応じ、ぶっつけ本番の出場を覚悟した。

 28日に広島市で行われた秋巡業で左ふくらはぎを負傷。翌29日の大阪・門真巡業は休場し、福岡に入った。この日は土俵脇でチューブトレーニングや四つに組む体勢の確認などをしたのみ。「肉離れです。四股やすり足もできない状態」と説明した。

 それでも、アイシングや治療を続けている効果もあって「歩く分にはだいぶよくなって来た」と回復傾向に。出場に関しては「再発させて休みたくない。師匠と話して慎重に考えたい」としつつも「今は出るつもりでいる。しっかり治して痛みをなるべくなくしたい」と意欲を見せた。関取衆との本格的な稽古をせずに場所を迎えることについても「そうなる可能性は大きい」と見通しを示した。

 初日までの2週間弱は、上半身のトレーニングを中心に調整を続けていく予定。「ケガして落ち込んでいる場合じゃない。前向きに考えないといけない」と時折明るい表情も見せながら「2桁以上勝って、初場所は三役からのいい場所にしていきたい」と目標を掲げた。

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