本田真凜SP4位 最後に着氷ミス「すごい悔しい」 フリーは「楽しく滑りたい」上位5人に全日本切符
「フィギュアスケート・東日本選手権」(3日、テクノルアイスパーク八戸)
全日本選手権(12月、長野)の出場権を兼ねて開幕し、女子ショートプログラム(SP)で、9年連続の全日本切符がかかる2016年世界ジュニア選手権女王の本田真凜(22)=JAL=は51・84点の4位で、上位24人による4日のフリーに進出した。青木祐奈(日大)が62・67点で首位発進し、江川マリア(明大)が59・46点で2位。上位5人が全日本の出場権を獲得する。
惜しい内容に、右手で頭をたたいて苦笑いした。淡いグラデーションの衣装で登場した本田は、3回転ループ-2回転トーループの連続ジャンプを降りたが、最後の3回転トーループは着氷が乱れて手をついてしまった。「ミスをしないぐらいまでジャンプの成功率が上がっていた。すごく悔しいし、もったいない」と反省の残る演技だった。
明大4年として挑む今季。22歳になり「現役で一緒にやれるのは最後なんじゃないかなとか、そういう話もする年齢になっていた」と節目を実感する機会が増えたという。3万字の卒業論文も「両立しながらやっている」と多忙だが、「今しかできない経験」と楽しむようにしている。
9年連続の全日本選手権へ、出場権利を獲得できるのは上位5人。SPは4位と圏内につけた。4日のフリーへ「自分の力を発揮できれば絶対にいけると思う。大好きなプログラムなので楽しく滑りたい」と、自分を信じて挑む。





