青学大・原晋監督「昨今の不祥事」に危機感「スポーツ界が社会のお荷物と言われかねない」 解決策提案も

 トークショーに出席した(右から2番目の)青学大の原晋監督
 トークショーに出席した(右から2番目の)青学大の原晋監督
 トークショーに出席した(中央の)青学大の原晋監督
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 青学大陸上競技部で長距離監督を務める原晋氏(56)が19日、都内でスポーツの指導法に関するトークショーに出演し、スポーツ界の不祥事についての持論を語った。

 1時間のトークの終盤、スポーツ界の価値向上に務める指導者として「昨今、展開を誤ると、様々な大学で今不祥事が起こってますよね」と切り出した。日大ではアメリカンフットボール部が薬物問題、ラグビー部がいじめ問題に揺れた。「守らなきゃいけない基準を破るのは論外」と前提を語りつつ、「寮にいることが楽しいような環境づくりをしてあげると、薬物問題、体罰問題、後輩のいじめ問題とかそういうのなくなりますよね」と提案。青学大については「門限は(午後)10時だけど9時にはみんな寮にいますからね。寮の中で楽しくする空間をつくっている。一見厳しいようで楽しい」と、環境つくりの大切さを強調した。

 自身は指導者として20年目の節目を迎えているという。「スポーツの世界が社会のお荷物になると言われかねない現象がここ最近のスポーツ不祥事では起こっている。そういう風に思われないように、スポーツ人が社会で活躍できるように、指導者自らが指導していきたい」と厳しい表情で語った。

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