陸連・瀬古利彦氏 大逃げ大健闘4位の川内優輝に「アッパレ!」瀬古節で称える「2位に入るかとドキドキ。入ってもらってはこま…、すいません」
「マラソングランドチャンピオンシップ」(15日、国立競技場発着)
24年パリ五輪代表選考会を兼ねて行われ、小山直城(27)=ホンダ=が2時間8分57秒で1位、赤崎暁(25)=九電工=が2時間9分6秒で2位に入り、五輪切符を手にした。前日本記録保持者の大迫傑(32)=ナイキ=は前回大会に続いて3位。これが130回目のマラソンとなった川内優輝(36)=AD損保=が大健闘の4位に入った。
五輪切符獲得した2人以上に、今大会を最も盛り上げたのは川内だった。意表を突いた大逃げで一時は2位に40秒以上の差をつけて独走。35キロで吸収されたが、終盤のスパート勝負にも食らいつき、堂々の4位に入った。
レース後、日本陸上競技連盟の瀬古利彦ロードランニングコミッションリーダーは「川内選手、良く頑張ったね。まさかの展開で逃げ切るかと思ったが、逃げ切るまではいかないかと思って、最後また粘って…。2番に入るんじゃないかとドキドキしました。入ってもらったらこま…あ、すいません。『自分に負けているようでは日本のマラソンは暗黒期』と言っていたので、そうならなくてよかった」と瀬古節でレースを盛り上げた川内をたたえた。その上で「彼は日本のマラソンを盛り上げる1番手。将来的にも高岡(寿成、中長距離マラソン担当シニアディレクター)君の次は川内君だなと。それぐらいすごい。立役者。彼にアッパレ」と、次期陸連強化幹部にも推薦した。
代表候補の有力選手が次々と消える波乱の大会となったが、「(ファイナルチャレンジで)もう1回チャンスがあるので、そこにも(調子を)合わせられたなかった選手は話にならない」とキッパリ。気候については「1番最悪な日になってしまった。昨日や明日なら24度だった」と言いつつ、「(それでも)走る力がないと。川内君なんか、雨降った瞬間に『やったー』と言っていた。天候を味方にする選手にならないといけない。どんなこと(条件)になっても走れる力を養えるのが、MGCだと思っているので」と、川内を引き合いに出し、奮起を促した。



