20歳・柳田大輝が100Mでインカレ初V!10秒18で逃げ切るも「もったいなかった」
「陸上・日本学生対校選手権」(15日、熊谷スポーツ文化公園陸上競技場)
男子100メートル決勝が行われ、世界選手権代表の柳田大輝(20)=東洋大=が10秒18(追い風0・4メートル)で初優勝を果たした。
中盤から前に出ると、そのまま逃げ切った。初の戴冠に「勝ち切れたことは良かった」とうなずいたが、「決勝で記録を出さなければ意味がない」とも振り返った。「自分で言うのもあれですけど、この試合で負けるわけにはいかないと思っていた。もったいなかった」と苦笑いだった。
今大会の400メートルリレーに出た後は、オフシーズンに入る。「しばらくはちょっと遊びたいと思います」と楽しげだった。
柳田は同日の準決勝で10秒14(追い風1・2メートル)の1組1着となり、全体トップで同日の決勝に進出していた。8月の世界選手権では100メートルで個人種目初出場でありながら、準決勝に進出。男子400メートルリレーでは5位だった。
◆柳田大輝(やなぎた・ひろき)2003年7月25日、群馬県館林市出身。両親が陸上をやっていた影響で小学校の時に地元のクラブチームで始めた。中学で100メートルと走り幅飛びに絞り、現在は100メートル。183センチ、74キロ。