ホーバス監督、パリ五輪へ八村塁も特別視はせず「やらないならこのメンバーで」偉業のチームに自信「全員がMVP。天井が分からない」

 沖縄などで開催されているバスケットボール男子のW杯で、アジア最上位となる19位となり、1976年モントリオール五輪以来48年ぶりとなる自力での五輪出場を決めた男子日本代表が3日、沖縄市役所で報告会見を行った。

 黒いTシャツ姿で登場した監督と12人の選手達たち。東京五輪で女子を銀メダルに導き、今回は男子を率いて再び日本バスケット界の歴史の扉を切り拓いたトム・ホーバス監督は「あ~、やったね。長い間一生懸命練習やって、この2年間、50人トライアウトやって、12人になって、プロセスは大変だったけど、残っているメンバーが100%出してくれた。このメンバーとやれたことに感謝する。最高でした」と振り返った。

 MVPを問われると「全員です。僕のバスケットは1人じゃない。チームバスケット。NBA選手がいてもチームプレーが必要。それだったらみんなの特別の力を使える。1人だけスーパースターがいると、みんながスーパースターを待ってしまう。このバスケットは、迷わず自分の力を使える。だから全員がMVPです」と、きっぱりと言い切った。ただ、東京五輪の時に女子チームを「スーパースターはいないけど、スーパーチーム」と評した指揮官。今回の男子チームについて問われると「まあまあだね」と語り、会場の笑いを誘うと、「このチームは当たり前にスーパー。歴史を作った。スーパーチーム。でも天井がどこまであるかわからない。そこが楽しみ。結果は出したが、もっともっとできる。スーパーチームだけど、まだまだ仕事は終わってない」と、期待をこめた。

 日本バスケ界の歴史の扉をこじ開けたミラクルチーム。パリ五輪に向けて、今大会はNBAシーズンに向けて参加を辞退した八村塁(レーカーズ)の出場が大きな注目を集めることになる。この日の会見でホーバス監督は八村について「彼がやりたいなら、彼から声をかけて。私達のスタイルは変わらない。彼が来るなら、私たちのバスケをやります。入ってほしいけど、やらないんだったらこのメンバーでいいチーム作りましょう。自信あります」と、語った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス