「卓球・ノジマＴリーグ女子、神奈川３－１日本生命」（１１日、江戸川区総合文化センター）

　神奈川は２－１で迎えた第４試合、平野美宇（２３）＝木下グループ＝が笹尾明日香を３－１で下し、チームの勝利を決めた。第１ゲームを落としながらも、勝負所での強さを発揮して逆転し「海外遠征やハードスケジュールの中で、調子はかなりいい感覚だったが、（相手の）対応力がすごくて、どんどん苦しい展開になった。どっちが勝つか分からないシーソーゲームの中で勝てたのは自信になる」と納得の表情で語った。

　前週のＷＴＴコンテンダー・リマ大会（ペルー）では２回戦で途中棄権。試合中に足がつったと明かし「疲れでつってきてしまった。無理する大会でもないと判断して（棄権した）」と説明した。

　長時間フライトでの帰国後、休養を挟んですぐの強行日程となったが、復調をアピール。パリ五輪選考ポイントも着実に２点を積み重ね、「（卓球の）状態的には悪いわけではなかった。五輪ポイントをできるだけ稼ぎたいので出場した」とうなずいた。

　来年１月まで続くパリ五輪代表レースで、現在２番手の平野を追う３番手の伊藤美誠（スターツ）は、この日は調整を優先し日本生命の出場メンバーには入らなかった。