瀬戸大也「銅」日本競泳陣メダル1号も頂は遠く マルシャン世界新に「パリ金は正直果てしない」
「競泳・世界選手権」(23日、マリンメッセ福岡)
男子400メートル個人メドレーで瀬戸大也(29)=CHARIS&Co.=が4分9秒41で銅メダルを獲得した。瀬戸は通算9個目のメダル。レオン・マルシャン(フランス)が4分2秒50の世界新記録で勝った。女子100メートルバタフライの準決勝で池江璃花子(横浜ゴム)は17位で予選落ちした。同200メートル個人メドレー準決勝は、東京五輪金メダルの大橋悠依(イトマン東進)が2分10秒32の全体5位で24日の決勝に進出した。16歳の成田実生(金町SC)は準決勝12位で敗退した。
6大会連続の表彰台となる銅メダルも素直には喜べなかった。瀬戸は、世界記録を更新して金メダルを獲得したマルシャンに約7秒、体4つ分離される完敗。“パリ五輪前哨戦”として臨んだ舞台だっただけに「パリ金メダルは正直果てしない。厳しい戦い。タイムが遅すぎる」。現時点での力の差を認めざるを得なかった。
第1泳法のバタフライを終えた時点ですでに1秒差。第2泳法の背泳ぎで約4秒差。ターンするたびに、みるみる離された。最終泳法のクロールは4位で迎えた。「絶対負けねぇ」。最後は執念でメダルを勝ち取った。
16年リオデジャネイロ五輪女子200メートル平泳ぎの金藤理絵さんを金メダルに導いた加藤健志コーチ(57)に師事してから1年半。ラスト100メートルの粘りで成長を実感したといい「これまでだったら競り負けていた。体がきついときに動かせた」とうなずいた。
「世界新記録でパリ五輪金メダル」。瀬戸が立てた目標は“新怪物”マルシャンによってさらに遠いものになった。「ずっとマルシャンのことを考えてレースがしたい。金は0%じゃない。1年の頑張り次第」。まだ26日の200メートル個人メドレーが残っている。真っ向勝負でマルシャンに挑み、福岡の舞台を実りの夏にする。




