カーリングの26年ミラノ五輪代表選考方法が決定「世界で勝てるチームを出す」条件次第で最大5チームによる代表決定戦も?

 日本カーリング協会は22日、理事会を開催し、26年ミラノ・コルティナダンペッツォ五輪の代表選考方法を承認した。

 代表選考条件として、以下の5つの条件を提示。

(1)第41回(2023年度)日本選手権優勝

(2)24年世界選手権出場

(3)第42回(24年度)日本選手権優勝

(4)25年世界選手権出場

(5)第42回日本選手権決勝3日前時点の世界ランキング最上位かつ、第41回または第42回日本選手権のいずれかで3位以内

 5つの条件のうち、いずれかを満たすチームが1チームしかない場合はそのチームが代表に決まるが、複数チームが該当する場合は25年9月末までに代表決定戦を行う。

 あくまで最強チームを選出することが狙いで、日本協会の酒巻智専務理事は「(基準を決めた)強化委員会は、世界で勝てるチームを五輪で出したいのが1番の思い。ランキング最上位という条件もあるが、ここに日本選手権で3位以内という条件をつけたのは、本当に実力のあるチームという(狙いの)条件。以前はこの条件はなかった」と説明した。

 また、22年北京五輪前の新型コロナウイルス禍の経験も踏まえ、結果的に世界選手権に出場して経験を積んだチームを評価する。「強化委員会は世界で戦う経験値を重要視している。不測の事態で(日本選手権)優勝チームが世界選手権に行けない場合、2位のチームが行った場合は世界を経験する(のでそれを評価する)。コロナを経験した上での条件になる」と語った。

 基本的には日本選手権覇者が世界代表となるため最大3チームによるプレーオフとなる可能性があるが、理屈場では日本選手権優勝者が世界選手権に出られなかった場合、5チームによる決定戦となる可能性もある。酒巻専務理事は「万が一だが、可能性はある。それぞれが全部違えば5チームになる」と苦笑いした。

 22年北京五輪に向けては、女子は20年日本選手権覇者のロコ・ソラーレと、21年日本選手権覇者の北海道銀行が代表決定戦を行い、ロコ・ソラーレが勝利して代表権を獲得。大会本番に出場したロコ・ソラーレが、日本勢初となる銀メダルを獲得した。

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