元アマ横綱・花田秀虎 コロラド州立大入学でNFL入りへ第一歩「緊張よりワクワク」

 相撲の元アマチュア横綱で、将来の米プロフットボールNFL入りを目指す花田秀虎(21)が18日、都内で会見し全米大学体育協会(NCAA)1部校のコロラド州立大に入学すると発表した。「どう生き残ってNFLに入れるか。緊張よりワクワクしかない。自分の力ではい上がると自覚して臨みたい」と話した。日体大は昨秋から休学中で、近く渡米し3年生に編入する。

 3月にカナダでのコンバイン(体力測定などを通じた選考会)に参加し、カナダ人OLを1対1の練習で圧倒。その動画がSNSなどを通じて話題になり、複数の米有力大学から声がかかった。

 コロラド州立大で選手登録できるのは最大2シーズン。「NCAAは通過点。バックボーンとして相撲をしていたのは自信。日本を背負ってという覚悟でやりたい」と決意表明した。

 ◆花田秀虎(はなだ・ひでとら)2001年10月30日、和歌山市出身。小2で地元のわんぱく相撲大会優勝。和歌山商では1年時に全国選抜大会個人戦優勝。2、3年時に世界ジュニア選手権無差別級を2連覇した。日体大1年時の20年全日本選手権で優勝しアマチュア横綱に。22年3月にアメフトのトライアウトに参加後、Xリーグのチームなどで練習し、9月にNFL入りを目指してアメフト専念を表明した。185・6センチ、133キロ。DL。目標は身長、体重がほぼ同じラムズのDLアーロン・ドナルド。

 ◆日本人選手のNFL挑戦 現時点でNFL公式戦の出場選手登録をされた日本人はいない。LB河口正史(立命大-アサヒ飲料)は2002、03年に49ersのトレーニングキャンプに参加。02年は日本人で初めてプレシーズンゲームに出場した。WR木下典明(立命大-オービック)は07、08年にファルコンズ、WR栗原崇(法大-パナソニックなど)は13年にレイブンズのキャンプに参加。

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