アーチェリー古川高晴 パリ五輪金メダルへ「僕のコアな部分」のフォーム改造に着手

 練習を公開した古川高晴
 世界選手権への抱負を語った近大・山田秀明監督、古川高晴、山内梓、杉本智美、野田紗月、近大・金清泰コーチ(左から)
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 来年のパリ五輪の出場枠獲得がかかる、アーチェリーの世界選手権(31日開幕・ベルリン)に出場する近大出身の4選手が4日、奈良県生駒市の近大総合グラウンドで練習を公開した。男子で東京五輪の団体、個人銅メダルの古川高晴(38)=近大職=は、「目指すのはパリ五輪での金メダル。枠取りは問題ない」と力強く話した。

 五輪5大会連続出場中。12年ロンドンで個人銀メダル、東京で銅メダルを獲得したが、頂点には届いていない。6大会連続出場を目指すパリ五輪での金メダルへ向けて、取り組んでいるのがフォームの改造だ。

 東京五輪終了直後に、指導を受ける近大の金清泰コーチ(42)から指摘を受けたもの。古川は「引いて打つ瞬間に、小手先に力が入ってしまう。体の中心部分の力を使って弓を引いて打つということを意識する」と説明した。

 長年体が覚え込んだ的に当てる技術は「僕のコア(核)な部分」だった。それを分解して組み直す作業は、2年たった現在「7、8割」という完成度だ。時間との戦いも、すべては悲願の金メダルのため。第一人者は、大改造について「手応えははっきりある」と言い切った。

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