JOC山下会長、日本選手団「主将」廃止検討は「聞いてない」 議論は歓迎姿勢「見直しの検討は当然あり」
日本オリンピック委員会(JOC)の山下泰裕会長(66)が15日、都内で定例会見を行った。杭州アジア大会(9月、中国)や24年パリ五輪に向けて、国際総合大会において日本選手団に設置している主将の廃止をJOCが検討しているという一部報道について、「今後の望ましい日本選手団の編成についていろんな話をしていると思うが、主将制を廃止するという話は私には全く入っていない」と言及した。
ただ、選手団のあり方については適宜協議を続けており、「アスリートが最高のパフォーマンスを発揮し、日本選手団がワンチームとなるためには、(制度の)見直しの検討は当然ありだと思っている。主将制だけのことではなく(議論は)心から歓迎したい。最終的には(上がってきた提案も)理事会で決めること」と述べた。
五輪では、日本選手団の主将を務めたアスリートが、期待されていた金メダル等を逃すケースもあり、本大会で競技を控える中での負担が指摘されている。7月開幕のユニバーシティー大会(成都)では、主将と旗手を兼任させることが決まった。




