「大相撲夏場所・１２日目」（２５日、両国国技館）

　２敗の関脇霧馬山（陸奥）は、大関貴景勝（常盤山）を一気に寄り切った。１０勝目を挙げ、大関昇進の目安となる３場所合計３３勝に到達。佐渡ケ嶽審判長（元関脇琴ノ若）は「今日の１番はいい相撲だった」とうなずきつつ、「これで３３勝？でもあと３日ありますから。しっかり千秋楽まで相撲内容を見ながら（の判断）ですよね。（大関昇進について審判部で）まだそこまで話は出てません。明日からの相撲が大事になってくる。あと３日、しっかり見ながら」と話すにとどめた。

　ここまでの霧馬山の取組については「前半戦は変化したりとかがあった。だんだん波に乗ってきて、本来の霧馬山らしい相撲が取れてきた」と語った。