“逆転の埼玉”POでも健在!連覇王手 トップリーグ最終年から続く3季連続決勝進出

 「ラグビー・リーグワン・プレーオフ準決勝、埼玉51-20横浜」(13日、秩父宮ラグビー場)

 1試合が行われ、埼玉(レギュラーシーズン1位)が横浜(同4位)に51-20で逆転勝利し、決勝進出を決めて連覇に王手をかけた。SO松田力也(29)が24得点を挙げる活躍。15-17の後半2分にWTBマリカ・コロインベテ(30)が逆転トライを決めた。決勝は20日に東京・国立競技場で開催され、14日に行われる準決勝の東京ベイ(同2位)-東京SG(同3位)の勝者と戦う。

 “逆転の埼玉”はPOでも健在だった。今季4度目となる後半での逆転劇。「落ち着いてできた」と日本代表SO松田がキック成功率100%の24得点をたたき出す活躍で、トップリーグ最終年から続く3季連続決勝進出に導いた。

 前半は最大11点差のリードを許したが、松田がチームに安定感をもたらした。スコアが開いた状況でも敵陣でペナルティーを取れば焦ることなくPGを選択して刻んだ。前半35分にはドロップゴールも奪い、「チームを不安にさせないため」とキックを決める度に笑顔で自陣に戻った。

 前半の全得点は松田のキックで生み出した。苦しみながらも15-17と迫って折り返したことで「流れは来ると思った」。前半終了間際に相手に一時退場者が出ていたため、数的優位となった後半は完全にペースを握ってWTBコロインベテの“ハットトリック”などで突き放した。

 昨季の決勝前には左膝前十字靱帯(じんたい)断裂を負って手術を行い、会場に来ることさえできなかった松田。「やっと(国立に)立てる」。自身初“聖地”でのプレーに高ぶりつつ、司令塔として冷静にリーグワン連覇へ導く。

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