山縣亮太は200メートル予選落ちも収穫、桐生の復活に「感動した」木南記念陸上
「陸上・木南道孝記念」(7日、ヤンマースタジアム長居)
男子100メートルで9秒95の日本記録を持つ山縣亮太(30)=セイコー=が、200メートル予選に出場。21秒55(追い風0・9メートル)で2組6着に終わり、予選落ちした。2021年10月に右膝を手術。リハビリをへて、先月29日の織田記念国際(広島)の100メートルで1年7カ月ぶりの実戦復帰を果たしていた。
山縣は「タイムが思った以上に出ずショックだった」としながらも、レース前に立てたプランの「やりたいことはできた」と収穫はあった様子。「200メートルに向けた練習で、丁寧に走ることを少しずつ(体が)覚えてきた」と出場の意図を説明した。
前日には、盟友でもある桐生祥秀(日本生命)が、100メートル予選で10秒03の好記録を出した。ともにブランクを乗り越えて今季の復活を目指しており、山縣は「感動した。励みになる」と勇気づけられた様子だ。
復帰から2戦で参加標準記録を突破できず、今年の日本選手権(6月、大阪)の出場はなくなった。ただ、見据えるのは来年のパリ五輪ただひとつ。夏には強化合宿を行い、「五輪標準記録を目指して、秋に照準を合わせたい」と力強く話した。




