バスケ代表・ホーバス監督 WBCの大谷の声かけ鼓舞用い「翔平のメッセージが最高。相手、国は関係ない」 8月開幕W杯で死の組も
バスケットボール男子日本代表のトム・ホーバス監督(56)が30日、千葉県・船橋アリーナで取材に応じた。29日に行われたワールドカップ(W杯)抽選会で、世界ランキング36位の日本はオーストラリア(同3位)、ドイツ(同11位)、フィンランド(同24位)と全て格上が相手のE組に決定。“死の組”とも言われるが「しょうがない。やるしかない。相手は関係ないうちらバスケットをやります」と決意を込めた。
初戦のドイツ戦(8月25日、沖縄アリーナ)に向けてすでにスカウティングを開始。6月からは代表合宿を行い大会に向けた練習を重ねていく。指揮官から選手にかけるのは変わらず「このバスケケットを信じて。自分の力を信じて」。WBC決勝米国戦で大谷翔平(エンゼルス)がチームを鼓舞した「憧れるのをやめましょう」の声かけを例に出し、「翔平のメッセージが最高だった。有名選手とか相手、国は関係ない。すごいすごいじゃない。うちのバスケットをやるだけ」と力強く語った。
日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で行われるワールドカップ(W杯)は8月25日開幕。アジア1位となれば24年パリ五輪切符を獲得できる大一番。32チームが参加し、1次ラウンドは4チームずつ8組に分かれ、各組上位2チームが2次ラウンドへと進む。決勝トーナメントは9月5日からマニラで行われる。



