照ノ富士が両膝手術後初の出稽古 正代&朝乃山と連続11番「悪くないと思う」

 大相撲で4場所連続休場中の横綱照ノ富士(伊勢ケ浜)が26日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古し、幕内正代、十両朝乃山と相撲を取った。昨年10月の両膝手術以降では初となる他の部屋への出稽古で、元大関2人を指名して連続で11番。出場を目指す夏場所(5月14日初日、両国国技館)に向けて「悪くないと思う」と感触を明かした。

 入念な四股とすり足などで体を温めてから土俵へ。まずは「当たりの感触を確かめに」と、この日のお目当てだった正代と4番取って全勝。出足をしっかりと受け止め、左上手を引いて出る内容が続いた。そこから朝乃山と6番取って4勝2敗。同じ右四つ得意の相手と組み合った。速攻から寄り切られると、苦笑する場面も。最後は再び正代を指名し、寄り切って稽古を締めた。

 当たりの感触は「まだぶつかり足りない感じ」としながらも、相手の重みを受ける形については「下がった時はダメだったわけだから、それは戻していって、戻すためにそういう稽古をしないといけない」と狙いを説明。朝乃山との稽古では組んでから相手のまわしを切るなど「上手を取れば力を発揮できるから、相手に上手を取らせて、どういう感じか見ながら試して」と、しっかりポイントを確認した。

 今月の春巡業では取組に復帰したが、稽古は土俵下で体を動かすことがほとんどだった。久々の出稽古は、回復が順調に進んでいる証し。今後の出稽古についても「出られるんだったら行きたい」と意欲をのぞかせた。

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