競泳 16歳ホープ成田実生手応えV 睡眠改善で調子も上向き

 「競泳・コナミオープン」(18日、東京辰巳国際水泳場)

 女子400メートル個人メドレーが行われ、成田実生(16)=金町SC=が4分37秒59で優勝した。2位には21年東京五輪代表の谷川亜華葉(イトマン近大)が4分38秒27で入った。

 成田は前半を4番手で折り返すと、第3泳法の平泳ぎで2位に浮上。最後の自由形でトップを泳ぐ谷川を捉え、ラスト50メートルで差し切った。「予選が調子よくて自己ベスト(4分36秒71)を狙っていたので少し悔しい」と話しつつ「自由形で力強く泳げた感じがあった。次につながると思う」と手応えを語った。

 昨年3月の選考会で21年東京五輪2冠の大橋悠依(イトマン東進)に競り勝ち、アジア大会代表入りした16歳のホープ。2月に高地で実施された合宿では睡眠の重要性について学習。勉学と練習に追われ「言えないぐらい」と苦笑いするほど遅い時間に寝ていた生活リズムを改善し、最低7時間は睡眠を取るようにしているという。「朝起きたときに『12時までに寝たから眠くない!』と思えるようになった。学校もあって大変だけど、最近は前よりいい感じなのかな」と笑顔で話した。

 目標は福岡で行われる世界選手権(7月)出場。選考会となる日本選手権(4月4~9日、東京アクアティクスセンター)に向けて「4分35、34秒台に突入できたら。自己ベストを出して代表には入れるようにしたい」と意気込んだ。

 谷川はラスト50メートルで逆転されて2位となったものの「選考会前の大会で4分40秒を切ったことがなかった。38秒台を出せて良かったのかな」と手応え。昨年負傷した右肩痛は残るものの、痛みが出ないようなフォームを実戦中。4月の選考会に向けて「実生ちゃんとの差は選考会までに埋めるというか、勝てるように。代表に入るのが一番の目標。パリ五輪のベースのために経験を積む大切な年にしたい」と先を見据えた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス