青学大まさか…首位と2分3秒差3位 連覇“危険水域”超えも原監督「諦めない」

 往路のゴールをする青学大の脇田
 引き揚げる青学大の原監督
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 「箱根駅伝・往路」(2日、大手町~神奈川県箱根町芦ノ湖駐車場)

 総合連覇を狙う青学大は往路3位ながら、首位駒大に2分3秒差をつけられた。若林宏樹(2年)が体調不良のため当日変更で5区に入った脇田幸太朗(4年)が誤算だった。原晋監督(55)が掲げる「ピース大作戦」に“黄信号”がともったものの、復路ではエース格の岸本大紀(4年)の9区投入を明言。逆転へタクトを振るう。

 いつもは軽妙な指揮官の口ぶりも重かった。盤石な戦力を誇る首位駒大と2分3秒もの差をつけられ、原監督は「2分…」と険しい表情。「(逆転への)危険水域は1分半だと考えていた」と明かしつつ、「可能性がゼロのタイム差じゃない。一区間一区間を大切にいくしかない」と希望は捨てなかった。

 今年もフレッシュグリーンの輝きは健在かに見えた。2区の近藤幸太郎(4年)がハイレベルなエース対決で2位と貫禄を見せ、4区の太田蒼生(2年)も区間2位。駒大とタイム差なしの2位でタスキをつないだが、山上りの5区に落とし穴が待ち受けていた。

 前回区間3位と鮮烈な山デビューを飾った“若の神”若林が前日練習で体調を崩し、急きょ当日変更。6区で起用予定だった脇田を使ったが、山を下るのと上るのは別物。駒大に離され、中大にも抜かれた。大きく差をつけられてしまい、ゴール後は号泣。「体が動かず、ペースを上げられなかった。期待に応えられず申し訳ない」とわびた。

 指揮官は「今年は特に(山)上りと下りが勝負と読んでいた」というだけに、勝負どころで痛恨のブレーキとなった。「(脇田は)悪くはなかったが、前日に(区間を)切り替えて精神的なストレスがあったかな。状態は悪くなかったが(適性は)6区だった。箱根は甘くない」と悔やんだ。

 アクシデントにも泣いたが、連覇への望みは消えてない。1年時に花の2区で区間5位デビューを果たし、前回7区区間賞のエース格、岸本について「9区で使う」と当日変更での起用を明言。「駒大も(復路のメンバーが)いいので追いつくのは難しいが、箱根駅伝は最後まで何が起きるか分からない。まだ諦めません!」。往路では出すことができなかったピースサインを、ポケットの中で温めていた。

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