室伏広治長官 五輪談合疑惑に苦言「事実であれば遺憾」「全貌が見えたら適切な対処を」

取材に応じる室伏広治長官=都内
報道陣の取材に応じる室伏広治長官=都内
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 スポーツ庁の室伏広治長官(48)が29日、都内で報道陣の取材に応じた。東京五輪・パラリンピックのテスト大会を巡る入札談合事件を受け、「これが事実であれば、皆さん使う言葉で恐縮ですが、遺憾である」と苦言を呈した。

 東京地検特捜部と公正取引委員会は同日、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いで、「ADKホールディングス(HD)」のグループ会社と電通のグループ会社を家宅捜索した。強制捜査は3日目で、これまでに8社が対象となっている。室伏長官は「調査の全貌が見えてきたら適切な対応をしたい」と強調した。

 また、日本バドミントン協会の不祥事を巡っては、30日に理事会が行われ、新理事、新専務理事が決定する。これを受け、室伏長官は「バドミントンは活躍する選手もファンの方も多い。そういった方々に不安を与えることのないよう、すみやかに体制を整えていただきたい」と話した。「外部の人材も積極的に登用し、新体制で再スタートを切ることもある。そういう形も参考に完全にリフレッシュして、いい形で選手やファンの期待に応えていただきたい」と意見した。

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