貴景勝に初場所綱とりの可能性も 横審で見解「相当な成績で優勝ということになれば」
日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は28日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。
大相撲九州場所で12勝3敗の成績を収めて優勝決定ともえ戦で敗れた大関貴景勝について、来年初場所の位置付けを確認。高村正彦委員長(元自民党副総裁)は「相当の成績で優勝ということになれば、横審に諮問することもあり得べしと、こういうことだったと思います」と、全勝など高水準の優勝で横綱昇進の可能性も出てくる見解が示されたと明かした。
10月に両膝を手術して九州場所を全休した横綱照ノ富士の経過も話題に。巡業については、来年4月の春巡業には参加見通しであるとの説明があったという。
また、高村委員長が10年の委員任期満了となる来年初場所をもって退任することを受け、山内昌之委員(東大名誉教授)が後任の委員長に就任することが、委員の互選で決まった。