スケートボードで平野歩夢が圧巻!予選1位通過 9月に“二刀流”封印示唆も電撃出場

 パーク男子予選に出場した平野
 パーク男子予選に出場した平野(左)
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 「スケートボード・日本選手権」(25日、村上市スケートパーク)

 パーク男子予選が行われ、2月の北京五輪金メダリストで、スノーボードとスケートボードの夏冬両五輪に挑戦する“二刀流”の封印を示唆していた平野歩夢(23)=TOKIOインカラミ=は60・83点で1位通過した。

 圧巻の滑りで地元・村上市を魅了した。45秒間の間に技を自由に繰り出すランを2回行い、高い方の点数で競う予選。24日の公式練習、この日の午前中と念入りに技を確認した。本番では前日に失敗していた技も難なく成功させ、唯一の60点台。ノーミスの演技で滑り終えると、ホッとした表情でクールな王者の頰が緩んだ。

 14年ソチ五輪、18年平昌五輪で銀メダル、北京五輪では悲願の金メダルを獲得。昨夏の東京五輪はスケートボード・パーク男子で出場し、“二刀流”を達成した。ただ今後については、9月に「新たなチャレンジの方向で考えている。できるだけ同じことはしたくない」と話し、“二刀流”継続には消極的な姿勢を示していた。

 その中で今大会に電撃エントリー。上位5名に入れば23年度の強化指定選手に認定され、24年パリ五輪出場へのプロセスを踏むことになる。

 準決勝、決勝は27日。シードで予選を免除されていた昨年覇者の笹岡建介(MKグループ)や、Xゲーム千葉大会で4位だった永原悠路(ALUT)ら実力者が登場する。

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