坂本花織は2位でGPファイナル進出も 苦悩吐露「天使と悪魔が戦っている」 女王の重圧、思い交錯

 女子FSを滑り終え、悔しさを全面にする坂本花織(撮影・伊藤笙子)
 女子FSの6分間練習中にリンクに落ちていた虫の死骸を見つけ、慌てて捨てに来た坂本花織(撮影・伊藤笙子)
 表彰式を終え、スタンドに手を振る坂本花織(撮影・伊藤笙子)
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 「フィギュアスケート・NHK杯」(19日、真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の坂本花織(22)=シスメックス=は、フリー1位の133・80点、合計201・87点で総合2位。優勝した初戦のスケートアメリカとの合計ポイントで、GPファイナル(12月8~11日、イタリア・トリノ)への進出が確定した。優勝は、合計204・49点の金芸林(韓国)。

 フリップ-トーループの連続3回転など着実にジャンプを積み重ねた坂本だが、最後のジャンプの3回転ループが1回転に。演技後は思わず頭を抱えた。200点超えでフリー1位の結果にも「自己ベストから30点以上下がって悔しい」と結果をかみしめた。

 SPからジャンプミスなど本領を発揮できなかった今大会。中野園子コーチは、先月のスケートアメリカ後に体調を崩していたことを明かした。「言い訳になるので」と多くを語らなかった坂本だが、高熱で約1週間は練習ができず、体力が戻らなかったことで「いつも感じる風が感じられなかった」と持ち前のスピードは封じられていた。

 また、自分との戦いもあった。「頭の中で天使と悪魔が戦っている。頑張らないとという気持ちと、頑張り疲れたという気持ち。何とか悪魔をやっつけたい」と坂本。五輪イヤーを終え、世界女王の座についた達成感や重圧など、交錯する様々な思いがあった。

 それでも、何とかもぎ取ったGPファイナル切符が、新たなモチベーションになる。「(上位)6人しか出られない大会でワクワクする。ファイナルでもう少し成長できたらいい」。今度こそ、持ち前の笑顔で演技を終えてみせる。

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