折れた剣再利用で返礼品に 五輪金メダル、見延の地元越前市

 東京五輪フェンシング男子エペ団体の金メダリスト、見延和靖(ネクサス)は18日、東京都内で記者会見し、自身が発起人となり、折れたフェンシングの剣を包丁などに再利用するプロジェクトで、出身地の福井県越前市と協定を締結したと発表した。地元の支援を得て、ふるさと納税制度を使った「ガバメントクラウドファンディング」(GCF)で寄付の募集を同日から開始。来年2月16日までで、目標額を300万円に設定した。

 これまで試合や練習などで折れた剣は廃棄処分されてきた。越前市は伝統的に刃物産業が盛んで、返礼品には再生した包丁やタグプレートなどが用意される。

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